なにか映画をみたいな〜と大友しゅうまさんのタイムラインを遡っていたら見つけました。
あらすじ
1962年、アメリカ。ニューヨークの一流ナイトクラブで用心棒を務めていたイタリア系男のトニー・リップは、ひょんなことから天才黒人ピアニスト、ドン・シャーリーが南部で行う演奏ツアーに運転手兼ボディガードとして雇われる。2人は、黒人が利用できる施設を記した旅行ガイドブックを手に、差別が残る南部に向かい、旅を通して深い友情で結ばれていく。
期待度:70点
満足度:100点
親子鑑賞:おすすめ?
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物語の進むテンポ、ストーリー、どちらも好きでした!
アメリカの黒人差別について考えるきっかけにもなるし、アメリカ史のおさらいにも良い。(今回は黒人差別の厳しい南部への旅)
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トニーも黒人差別をする側の人間なんだけど、ドンのピアノの演奏技術を認め、親交を深めていき、旅から返ってくる頃には考え方がガラッと変わってるんですよね。
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珍しく?性的なシーンはほぼない。
でもあの裸での勾留シーンはあるけど、子どもと一緒に観ていても理解できないかな?
(私もしばらく理解できず…)
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タイトルのグリーンブックは黒人のためのガイドブック。
黒人が泊まれるホテルを紹介する冊子です。
1936年〜1966年まで発行されていたそうです。
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雨の中の叫びでドンの孤独感が浮き彫りに…。
白人の中でも仲間に入れない(最初のホテルで、女性と一緒の他メンバーを眺めてるシーンあったよね)
黒人専用のホテルでも浮いてしまうし、車が立ち往生してたときも黒人たちからジロジロみられてた。
このときに「男でもない」って言ってたからあの裸のシーンはやっぱりそういうことかな?と。
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与え合うシーンにときめくなと気づいた。
人前で札束みせちゃダメとか、騙し騙され合いの世界にいたからこそのアドバイスだし。
ドンはトニーが妻に書いた手紙の文章考えてくれるし(それもめちゃくちゃロマンチックなやつ!)
かなり赤面するようなベッタベタな内容なんだけど、あー、そんな手紙もらってみたいなと思いながらきいてた笑
ま、奥様にはお見通しだったみたいだけど。
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クリスマス、帰宅後のシーンで好きなところは
クリスマスパーティーで親戚がドンのことを「ニガー」って言って
「彼をそう言うな」ってすぐにトニーが注意するの。
そのあとのシーンでドンが来たときに親戚たちが「彼のための席を準備しろ!」って歓迎ムードだったのが良かった!
「彼をそう言うな」の一言で、トニーにとってドンが大事な人になったとすぐに察したってことだよね。
なんか、このシーンが嬉しかったなぁ。