基礎から学ぶ新NISA「超入門」DaiGo(渡邊大悟)

まぎらわしい著者名です。

 

NISAという言葉

少額投資非課税制度」イギリスのISA(アイサ)「個人貯蓄口座」がモデル

2014年に一般NISA

2018年につみたてNISA

がスタートした。

 

NISAの優遇制度

通常株式や投資信託金融商品に投資した場合、これらの売却益や配当に対して約20%の税金がかかる。

NISAは「NISA(非課税口座)」内での利益に税金がかからなくなる制度。

 

なぜNISAが始まったのか

売却益は配当にかかる税金は2013年末まで景気対策・株価対策のために証券優遇税制が適用され、半分の10%になっていたのが終了してしまった。

そこで代替措置としてイギリスの制度を参考に、家計の自助努力に基づく資産形成を支援・促進を図るために考えられたのがNISA。

 

NISAの現状

一般世帯:5,570万世帯

NISA口座:1,753万口座

→約30%の普及率

一般NISA545万口座、つみたてNISA147万口座は実際の買付が行われていない

→20%のみ

「勧められて仕方なく」「何を購入すればいいかわからない」「資金が準備できない」「制約が多くて利用しづらい」

 

2022年11月

政府はNISA口座1,700万口座を5年間で倍の3,400万口座に増やす「資産所得倍増プラン」を発表

2022年12月

「令和5年度税制改正大綱」閣議決定

NISA制度の抜本的改革が決定路線に乗ってきた

 

なにがどう優遇されるのか

①年間投資枠は120万円+240万円=360万円

②非課税保有期間=無期限

③口座開設期間=恒久

④非課税保有限度=1,800万円

⑤非課税保有限度額(枠)=再利用可能

 

1,800万円以下ならずっと非課税で投資ができる。

つみたて投資枠=「契約に基づき定期かつ継続的な方法」

例:毎月1万円

証券会社によっては月ごと以外にも選べる場合がある

毎日、毎週、3ヶ月、6ヶ月

⚠購入期間を伸ばすことはおすすめしない

分散投資」はある一定期間ごとに継続して購入することでリスクを減らす

積立額の途中変更もできるし、積立を一時停止もできる

ただ、投資の利点は長く続けることによる複利効果にあるから少しでもコツコツ続けたほうが良い

 

今は無期限非課税と言っていてもいずれ無期限ではなくなる可能性も0ではない。

 

成長投資枠は投資信託と上場株式への投資が可能

つみたて投資枠では「定期かつ継続的な方法」による投資に限られているが、成長投資枠ではこの制限がない。

 

現行NISAに取り組むべきか否か

2023年中に口座開設すると新NISAの口座もそこで作成される。

新制度スタートまでの練習期間になる。

ただ、無理せず知識を蓄える準備期間といてもあり。

 

一定投資

仮に毎月2万円✕30年間、年利5%をだせるファンドに投資し続けられたら…

総額720万円の投資で1,600万円の残高。

年利5%は個人投資として目標にすべき数値とされる。

実現するポイント「長期✕分散✕積立」

複数のファンドに10年以上の長期間投資で不可能な目標ではなくなる。